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学長なんでもノート

学長なんでもノート、再開は、キムチチゲから。

ひと月半のご無沙汰です。

ホームページが全面リニューアルになり、工事中は投稿できなかったのです。

おニューな(いい方が古っ・・)Be Sunny !ホームページはいかがですか?

さて、デ〜〜ン!いきなりのキムチチゲです。

僕がこよなく愛するソウルのお店。「光化門チップ(家)」です。仁川国際空港からソウルに到着後、はやる気持ちを抑えつつ、店に向かいながら、少しドキドキしていたのです。コロナ禍で店がなくなっていやしないかと。でも、あいも変わらぬ渋いたたずまいのまま、そして、味も健在でした。本当によかった。

キムチチゲの味は、なんといってもキムチの酸味と辛味、ほんのり甘味、そしてコク、それらのバランスの妙といえるでしょう。すっぱーい、から〜い、う〜ん、美味いの数珠つなぎなのです。書いていたら、口の中がつばきで・・・・。

ところで、なんでソウルに行ったかというと、「日韓経済人フォーラム」に日本側の団員として参加するためです。現在構想中の新大学に、現代の韓国文化を軸とした学部をつくろうと考えているのですが、そんな我らにとって、日韓を代表する経済界や大学の方々が一堂に会する大規模なフォーラムは、最高のお勉強の場になりました。

例えば、「観光産業の日韓協力」なんてのが話題になりました。ビザの相互認証。今は、米国ビザがあればカナダ・メキシコへ、EUのビザがあれば加盟国へ自由に旅行できる。ならば日韓も航空自由化をもっと進めて、国内旅行のように旅行がないか、という問題提起でした。いいな〜、もっと自由になれば。日本で使ってるPayPayとか、交通系ICも韓国の地下鉄とかコンビニで使えたら便利ですね。

せっかく参加したのだからと、僕も手を挙げて発言しました。

・・・・確かに、韓国では日本のアニメ、今なら「すずめの戸締り」や「スラムダンク」が映画の興行収入の1位2位だし、日本のNetflixでは韓国ドラマが人気の上位を独占している。コロナ後、観光による両国民の往来も増えている。でもそれで日韓の相互理解が深まっているかというとそうも言えない気がする。ある韓国の知人が、「日本の女性が韓国に来たら何日いても毎日同じことをしている。エステ・グルメ・ショッピング。韓国のことをもっと知ってほしいな」と。僕はこう言い返す。「韓国人が日本に来ても、USJとかディズニーランドとかハウステンボスとか、男性は韓国より安いからとゴルフに。この日本観光もなんだか物足りないね」と。日韓は隣国だから、わかったつもりでいるけれど、意外と互いを知らないことが多いのではないかと。これまでの日韓の観光の「常識」を一度チャラにしてみてはどうか。若者の往来を大幅に増やし、ゼロベースからの観光、交流を発見し、つくりあげていく。そして相互理解から、日韓共創へと向かうべきではないか。だから大学の役割にも注目して、大学間の連携にもっと新しいチャレンジが必要だ。・・・・そんなことを話したのです。

5月22日から1週間、タイ・ランシット大学の学生15名が、4名の教職員とともに、佐賀に滞在しました。昨年12月にタイで、ランシット大学と佐賀女子短期大学、そしてNPO法人・地球市民の会、三者の協定を結んでわずか半年で、実現した企画です。午前中はサジョタンで日本語の学習、午後は佐賀県内をウチの学生といっしょにスタディツアー、夕方以降はホストファミリーのお宅で過ごすという毎日でした。ホストファミリーのお世話をいただいた地球市民の会のみなさん、ありがとうございました。

佐賀城など市内観光、祐徳稲荷神社、有田焼、武雄市図書館など、訪れた場所どこでも、学生たちの満面の笑顔が見られました。でもなんといっても、ホームステイかな〜。海外の家庭で暮らすなんて、それはもうスペシャルな体験です。5月22日学生ホールで開催された歓迎会で出会った家族と学生が、5月26日の送別会では、すっかりひとつの家族になっていた、そんなことを実感しました。どんな豪華なツアーよりも素晴らしいことです。

人と出会う、人と遊ぶ、人と学ぶ、また会いたくなって旅に出る。

韓国で食べるキムチチゲも、いっしょに食べる人が、家族のような人なら、もっと美味しく感じるはずです。

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