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学長なんでもノート

戦争の世紀にはするもんか  今村書店この一冊『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』川北省吾

ワタシが人を殺す 誰かが死ぬ

ワタシが人に殺される ワタシが死ぬ

ワタシにつながる人たちが

人につながる人たちが、命の、身体の、心の尊厳と自由を奪われる

そんなことが自分の周りにおこるとして

その数百倍、数千倍、数万倍のサイズを想像してみる

それが戦争というものなのだ

80年ほど前に世界中を戦場にしていた大きな戦争が終わった

5000万とも8000万ともいわれる人が死んだ

もう戦争はごめんだという世界の人々の願いにこたえて

大きな国々が中心になってルールをつくった

しかし、あちらこちらで戦争が終わることはなかった

そして最近になって

ルールを決めたはずの大きな国が次々と自分でルールを破り戦争を始めた

問答無用だ 弱肉強食だ 

強大な武力の前に、弱い国は屈服を強いられていく

どうしてなのか

どうしてこんな理不尽なことになってしまったのか

ワタシは壊れていく世界をぼう然と見つめているしかないのだろうか

一冊の本を手に取って読んでみた

読んだ後に、こんな言葉を思い出した

―人間の行動はすべて合理的である

ワタシからみて、どんなに無茶苦茶でありえないと思える行動も

その人にとっては合理的であるということ 正当な理由があるということ

これは異文化理解でも重要な考え方なのだ

非道な行為を繰り返す大きな国の指導者とそれを支持する人々の側から見えている世界

その世界観がSNSを通して、国境を越え、共鳴し大きく響き合っている

そのことが、この本ではとてもよくわかる

―分からないことを分かっていないと、分からないことは分からない

松山ケンイチがドラマで言っていた

でも

いっておくが、どうすれば平和を取り戻せるかについて

その答えはこの本にはない ないのだ

答えを探し続けるのはワタシでありアナタである

あきらめてはいけない あきらめてはいけない

日本は、憲法で2度と戦争はしないと世界に誓った国だ

我々があきらめるわけにはいかない

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