11月12日、日曜日。新幹線で京都に向かっています。僕の座っている座席番号は、11号車11番。だから…というわけでもないけれど、昨日、11月11日、ポッキーの日、佐賀女子短期大学学園祭、第56回かささぎ祭のことが、まだ浮かんできます。
幸福度の高い学園祭とは?
G.Cバンドのこと?いや、そうじゃなくて、あ、でも、ご声援ありがとうございました。
ブリトヒラマサのお二人、泉万理江さん、青柳先生もありがとうございました。
かささぎ祭の余韻がまだ冷めないのは、学生のみなさんが、県境、国境、大学の内と外、学生、教職員、卒業生、保護者、市民、世代、すべての境界を超えて、キャンパス空間をいろんな違いを楽しく混ぜる場所にしてしまっていたことです。
すごかったな〜!
まるで最高のミュージカルを見たようなちょっとした興奮が、今でも残っているのです。
「幸福度の高い学園祭でした」、そんな感想を僕に述べてくれた市民の方もいました。本当に多くの方から、「若い人があんなに楽しそうにしている姿を見ているだけで若返る気がする」、「企画を満喫しました」などのお言葉をいただきました。
サジョタンの新しい文化
まずは、実行委員会のみなさんに大拍手を送りたいと思います。男女共学の4年制大学と違い、女子短大が、学園祭という大きな行事をやるのは本当に大変です。実習、就活などの時間を縫って行われる準備活動期間があまりに短く、2年生までしかいないので、経験の継承にも難しさがあります。申し訳ないですが、予算も乏しいです。力仕事だってたくさんあるしね。ですから、なおのこと、これまでやらなかったことをやるには、勇気がいるのです。それでも、今年のかささぎ祭には、「学生を混ぜるぞ」という強い意志を感じましたよ。それは、佐賀だけでなく、県外から、そしてミャンマー、ネパール、韓国から多くの留学生が来ている、そんなサジョタンの新しい文化をつくるぞという決意とも言えます。
そして、その実行委員会のメッセージをしっかり受け止め、共有した学生のみなさんにも大拍手を送りたいです。だからこそ、これまで留学生の民族舞踊を「見ていた」ことから、「みんなでいっしょに踊る」フィナーレになっていった。素晴らしかったです。また、11月11日、1111ポッキーの日にちなんだポッキーのプレゼントも、「違う学科の学生とコンビで取りに来てください」というルールにも感心しました。
学生の祭りから、地域・大学一体の祭りへ
もうひとつ、実感したこと。学園祭は、学生による学生のための祭から、大学やキャンパスの特性を活かした学生と地域の祭りへと、進化していくのかも知れないということです。今回も福祉施設や農業法人、エシカルを推進する協同組合などからも出店がありました。県庁マンの漫才コンビにも出演いただきました。これからの学園祭は、道の駅ならぬ大学の駅のようになってもいいし、子どもから、中高生、シニア、お年寄りまでのオン・ステージもありだし、ワールドマルシェでも、古本市でも、愛犬・愛猫の自慢大会でも、人手が必要なら市民の実行委員も、なんでもござれ、だと思うのです。
すっかり日が落ちたキャンパスに、学生たちとともに、役割の有る無しに関係なく、撤収・清掃作業をおこなうたくさんの教職員の姿がありました。素敵な大学です。でもそれはどこの大学にもそれぞれの素敵な文化があるはずです。大学の価値は無限なのです。
ヒヨごんさん!!
そう!
ヒヨごんさん、ご出演ありがとうございました!
あなたは、若い女子の閉塞感、鬱積した気持ちを代弁することで、解放し、自然に前を向かせる人なんですね。僕も昨日からすっかり大ファンです。ピグどぅる(ファンネーム)の一員ですよ。
*エシカル 人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動。