今年の佐賀女子短期大学のスローガン、「超・進化」という言葉をよく使っています。
ちなみに、38年ぶりにプロ野球日本一に輝いた阪神タイガースの今年のスローガン「アレ(A.R.E)」は、年間流行語大賞にも選ばれました。めでたし、めでたし。
「超・進化」の方はどうかというと、最近だけでも、いろいろなことに挑戦していますよ。
台湾に行けるぞ〜
まずは、留学のサジョタンと呼ばれたい「超・進化」。
ジャ〜ン!台湾留学への道が拓けました。先月、僕は台湾の4つの大学を訪問し、協議をしたのですが、嬉しいことにどの大学も大歓迎で、来年度からサジョタンからの短期留学が可能になりました。
これで、韓国、タイに加えて、台湾、海外のキャンパスで学べる選択肢がまた広がりました。年が明けたら、計画を発表したいと思っています。
AIに強くなるぞ〜
次は、授業にAIを徹底的に活用したい「超・進化」。
先週、関西から立命館大学 山中 司 教授に来ていただき、13名の学生に参加してもらって、AIアプリ、ChatGPTや自動翻訳を使い倒す英語の模擬授業を行いました。ん〜、これはいい!これなら英語の実力はメキメキついていくと思いました。授業を参観し、山中先生に熱心に質問していたウチの語学の先生たちを見ていて、来年度の授業は変わると確信しました。
他に、インターンシップにも力を入れようとしています。佐賀の産業をリードしている会社での体験もとてもいい学びになると思います。
「土曜日の補講、キツイです」
この間、キャンパスを歩いていたら、学生から「土曜日の補講、キツイです。学長、改革してください」と強烈に言われました。いろいろな条件が重なって今の状態があるんだと思いますが、でも学生の要望を受け止め、まず検討してみます。それも「超・進化」だと思うので。
この大学を良くするためには、どんなことが必要か、学生のみなさんからの提案も待っています。
申し訳ないことに、今のサジョタンには老朽化した建物や設備をリニューアルする十分なお金はありません。そのためには、もっと入学者を増やす必要があります。
でも改革は、お金だけではない。知恵と情熱を集めることで、できることもたくさんあります。「どうせできない」と諦めることではなく「もっと、少しでも何かできないか」と前を向いていたいと思います。教職員、学生の皆さんと一緒に。
あきらめたくない人のための本です
というわけで、今回の本は、『ピンヒールで車椅子を押す 「自分をあきらめたくない」人に贈るとある親子の物語』(畠山織恵)です。
どんな逆境でも、まず現実を受け入れて、そこから少しずつでも前向きに、そんな家族の物語です。図書館で手に取ってもらえたら嬉しいです。