
世界的に高い評価を受ける韓国映画やドラマ。その奥深い物語表現の背後にある“社会の現実”に焦点を当てた佐賀女子短期大学の通常授業「韓流エンターテインメントの光と影」が、下記の日程で公開授業となります。
本授業では、アカデミー賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』や、韓国現代史の暗部を描いた『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』を題材に、韓国のエンターテインメントがどのように格差や社会的不安、歴史的トラウマを描いてきたのかを掘り下げていきます。
講師は、韓国社会を鋭く読み解く論考で知られるジャーナリストであり、本学客員教授でもある伊東順子氏。『シュリ』(2000年)や『冬のソナタ』(2003年)を契機とした韓流ブーム以降も続く、現代韓国社会の落差構造について、社会学的・文化的観点から多角的に考察します。
一見華やかな「韓流」ブームの裏側にある、もうひとつの韓国社会──その実像を伝える貴重な授業となっております。韓国映画・ドラマファンはもちろん、現代社会やメディア文化、東アジア地域研究に関心をお持ちの方にとっても大変有意義な内容です。
どなたでもご参加いただけますので、どうぞお気軽にお越しください。
<日 時> 2025年7月22日(火)14:40~17:50
2025年7月23日(水)8:50~12:00
<場 所> 佐賀女子短期大学4号館 432教室
<対象> 学生および一般市民(申込不要・参加無料)