本学はタイ・ランシット大学と認定NPO法人地球市民の会(以下TPA)と三者連携協定を結んでいます。今年度は2回ランシット大学から本学に研修に来られ、TPAコーディネートでホームステイが実現しました。また、8月は本学からランシット大学での研修に参加しました。 今回は、TPA主催で、この一連のプログラム全体の振り返りと、長年タイと交流のあるTPAや地域の方に来学いただき、タイについての学びと交流会を実施しました。
長年タイ事業に携わっていたTPA理事の西村尚子さんは 『TPA が奨学金支援を行っていた当時の様子から、現代までの支援フェーズの 変遷について』をテーマにお話いただき、これまでの奨学金事業で支援していたタイについて当時はどのような様子だったか 、以前と現代タイの社会的比較(高齢化、物価上昇、生活などの社会的変化)についてお話いただきました。
さらにタイと地域に根ざした交流を続けられている亀井初男さんとタイ人のサタボーンさんから、これまでタイとどのような関わりを持ち、交流を続けているかや、タイとの交流組織である「サワディー佐賀」の活動についての紹介もありました。
後半は交流会を兼ねたワークショップでは、学生が、前半の講義を聞いて、実際に見たタイとでどのような違いを感じたか。タイに実際に行ってからの心境の変化はなど自由に話し、学生からは「自由時間が一日まるごとあるといいな。」「タイ人の友達もできて良かった。」「奨学金を支給して教育の機会が必要だった頃の過去のタイの状況と、今のタイの状況は経済発展など情勢が変わったことを知った。」などの声が聞かれました。