佐賀と韓国で学んだからこそ知った、 人と人、人と地域、人と国をつなぐことの やりがいを仕事に
牛丸 史菜さん
地域みらい学科
2018年度卒業
「観光・交流施設 まるくアイズ」勤務
接客業
講義や留学など韓国語の修得に集中できる環境
学生時代は主に韓国語の修得に力を注いでいました。もともとK-POPから韓国の文化に興味を持ち、韓国語を専攻することに。講義では実際に韓国人の先生から、韓国語の発音や日本と韓国の歴史や文化の違いを教えていただき、とても楽しく学んでいたと思います。
在学中に1ヶ月間、佐賀女子短期大学の姉妹校である蔚山科学大学でも韓国語の講義を受けることができました。TOPIK(韓国語能力検定)やハングル能力検定の受験対策の授業などもあり、スキルアップもしやすい環境だったと感じます。
コミュニティを広げたボランティアサークル
課外活動ではボランティアサークルに入り、これまで経験したことのない体験をしてきました。熊本震災の被災地に出向いて被災された方々の話を聞きながら支援活動をしたり、佐賀県内で大雨被害があったときは土砂のかき出し作業をしたり、障がいを抱えた子どもたちと一緒に遊ぶイベントに参加したり、このサークルに入らなければ体験できないことをたくさんしたと思います。
サークル活動の一環で、佐賀市にある地域のコミュニティ放送局「えびすFM」に出演して、ボランティアサークルの活動について伝えることもしていました。他の佐賀県内の大学の方とも一緒に出演して、地域の同世代のコミュニティも広がったと感じます。今思えばいろんな経験が凝縮された、濃い2年間でしたね。
大学時代の経験をきっかけに、
接客業の道へ
卒業後は事務の仕事も経験しましたが、大学でさまざまな人と交わってきた中で、やっぱり人との触れ合いがある接客業に就きたいという思いと、地域のために役立ちたいという思いがありました。
そんなとき、西九州新幹線の開業に伴って嬉野温泉駅にオープンする観光交流施設「まるくアイズ」の観光案内職の募集があり、縁あって働くことになりました。
現在の仕事は主に嬉野を訪れた方々へおすすめの観光スポットや特産品を紹介したり、SNSを使ってマルシェ等のイベント情報を発信したり、地域の賑わい創出のための活動をしています。
韓国語を学んでいたからこそ得られた喜び
最近、徐々に海外の観光客の方も増えているのですが、韓国からのお客様が新幹線の中にスマホを忘れられたことがありました。お客様は次の日に帰国される予定で不安になられていたのですが、関係箇所に電話で掛け合い、無事にスマホをお手元にお戻しすることができました。そのお客様から会社のHPへ韓国語でお礼のコメントをいただき、その時、佐女短で韓国語を学んでいて良かったと改めて感じました。
“Sunny”のように、
地域を明るくできる人へ
佐女短は大学自体がコンパクトにまとまっているので、学科を超えていろんな友だちができるという良さもありますし、一方で留学もできるので国境を超えて友だちもできるという利点もあります。佐賀にいながら世界が広がる大学です。
それに、佐女短の新しいブランドメッセージ“Be Sunny!”にもあるように、本当に先生たちが親身で温かく、日々の学びから就職まで手厚くサポートしてくれます。所属していたボランティアサークルの名前も“Sunkissed”でしたし、私も佐女短の卒業生として、太陽のように地域を明るくできるよう、これからも頑張っていきたいと思います。